質問:どうすればスワミにもっと近づくことができますか?

スワミ:一つのお話をしましょう。ある男性が宝物を探す旅に出ました。誰かが彼に、その宝物は、ある川のほとりに生えている大きなベンガル菩提樹の木の下に埋められていて、川のそばにはバラ園があると言ったのです。そこで男は、これらを手がかりとして宝探しを始めました。彼はおなかを空かせ、喉が渇きながらも、何マイルも何マイルも歩きました。彼は旅人 たちに、ベンガル菩提樹の木がどこにあるか、どこにその川があるか、バラ園はどこかと尋ね続けました。彼は何か月も歩いて探索を続け、とうとう最後には疲れ果ててしまいました。そして、自分の探索に価値があるのかどうか、疑問に思い始めました。 「おそらく私は、自分がもといた場所に戻るべきだろう。宝物を見つけられないのであれば探し続けても意味がない」と男は考えました。疲れ果ておなかを空かせて彼は自分の家に帰ってきました。家のそばには木が立っていて、彼はその木の下で眠りました。眠っている間に疲れが取れて、よい香りに誘われるように彼は目を覚ましました。起き上がると喉の渇きを覚えました。周囲を見回すと近くに川が流れていたので、川に行って水を飲みました。家に戻って上を見上げると、自分の家にあった木が実はベンガル菩提樹であり、そのすぐ隣にバラ園があることが分かりました。その川は彼の家のすぐ横を流れていたのです!

これまで長年の間、同じ家に住んでいたにもかかわらず、残念なことに、彼は上を向いて木を見たり、周囲を見回して川を見たり、バラ園の自然の美しさや良い香りを楽しんだりする時間がなかったのです。 これは皆さんが神に近づく物語です。皆さんはすでに、いるべきところにいるのです。皆さんがしなければならないことはただ一つ、ハートを開いて周囲を見渡すことだけです。実に、皆さんは神がいるところにいるのです。 ハートを開くとはどういうことでしょうか? それは、絶えず自分に「私はこの肉体ではない。私はこの心ではない。私は神である」と言い聞かせることです。 朝から晩まで皆さんの呼吸は「ソーハム、ソーハム(“Soham, Soham”)/ 私はそれ(神)である、私はそれ(神)である」と絶えず繰り返しています。この状態に到達する一つの方法は、単純にあなたの呼吸を観察して、呼吸が言っている「私は神である。私は神である」という言葉を信じることです。“Yad bhavam tad bhavati(” あなたはあなたが思う通りのものになります)。あなたは自分が神だと思えば思うほど、ますます神のようになっていきます。そう思う機会が少なければ少ないほどあなたは真理から離れていくでしょう。実を言えば、あなたはすでに、あなたがなるべきものになっているのです。そして、あなたはすでに私に近いのです。ただあなたがそれに 気付いておらず、そのことを知らないだけなのです。扉を開けなさい。そうすれば、すぐそこに木が見えるはずです。川も家のすぐ裏を流れていて、周りにバラ園があるのです。

(2014 年6 月22 日の御講話、シンガポール、SSSウヴァ―チャ 123ページ)

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